園部病院は『年中無休の病院として地域の人々の健康を守ります』を基本理念とし、24時間救急を受け入れています。内科と外科を中心に8つの診療科があり、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ等、地域に密着した医療を提供されています。検査室は2名体制で多岐にわたる検査業務を行っています。
検査室の業務と「卓上型生化学自動分析装置ビオリス®30i」及び「臨床検査システム メディシスリンク」を採用された経緯について臨床検査技師の浅野様と羽淵様よりお話を伺いました。
検査室の業務についてご紹介ください。
検体検査と生理検査を行っています。検体検査は生化学検査と血球計数検査のみ院内で実施します。救急や内科・外科受診の患者さんで医師がその場で検査結果を必要とされる方が院内検査の対象です。その他の患者さんの検査は外部の検査センターを利用しています。
また、採血業務にも携わり、外来及び病棟の患者さんの凝固検査のための採血を行っています。
患者さんをお待たせすることがないように、外来診察前に生理検査を行っています。生理検査は主に心電図検査と超音波検査(心臓、頚部、下肢、甲状腺)が中心です。必要に応じた至急の対応ができるように、分担は決めておりません。
検体数を教えてください。
一日の検体数は5~20件と日によって変動しますが、月の検体数は約200件前後です。検査の依頼は、外来や病棟の他に訪問看護ステーションからも入ります。院内で決めたセット項目でのオーダーがほとんどであるため、検査項目によるばらつきはそれほど多くありません。
ビオリス®30iを採用した理由を教えてください。
以前は他社装置(ドライケミストリー法)を使用していましたが、試薬を準備する手間と1回の検査あたりの試薬コストが気になっていました。ビオリス®30iではこれらの負担が軽減され、検査項目に縛られず汎用性がありコンパクトなデザインが気に入りました。
ビオリス®30iとメディシスリンクをお使いになられた感想をお願いします。
検査のたびに試薬を開封することや患者さんに合わせた検査オーダーのセットを組む手間が無くなりストレスが軽減されました。これまで長期の休みでは試薬のセッティングのためだけに出勤することもありましたが、ビオリス®30iになってから必要以上の出勤もなくなりました。また以前の他社装置では採血量が3.0~7.5 cc必要でしたが、ビオリス®30i では2.0 ccでも測定できます。検査データも安定しており、安心して先生方に結果を戻すことができています。
メディシスリンクを導入するまでは患者さんに検査結果を渡す際に、装置から出力されたデータをコピーする手間があり、病棟から入る翌日の検査オーダーにおいてはクラークが検査依頼書の作成や採血管に名前を記入するといった作業が発生していました。メディシスリンクを導入したことで、検査結果が出ると同時に検査報告書を印刷できるようになりました。また検査データの時系列での閲覧、コントロールのデータ管理も便利になりました。病棟から入る翌日の検査オーダーについては、カルテ番号と検査項目の連絡を受け、検体バーコードラベルを発行しています。今までクラークが行っていた依頼書の作成や採血管に名前を記入する作業を省くことができ、入力ミスもなくなりました。導入により検査室だけではなく他部署の効率を上げることにも繋がりました。
東京貿易メディシスへの感想をお願いします。
営業、サービスの方には、いつも気持ちよく対応していただいています。なにかあれば電話や訪問での対応により解決しているため、あまり困ったことはありません。 停電によってビオリス30iのパソコンが立ち上がらなくなった時も、年末にも関わらず技術の方に対応いただいたことで年末年始の検査にも対応できました。 年末年始・休日夜間は看護師に検査業務を任せています。急患にも対応でき、看護師へ余計な負担もかからずに済み、大変助かりました。
医療法人社団菫会 園部病院
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