札幌医学技術福祉歯科専門学校を運営する学校法人西野学園は、2020年に創立55周年を迎えられました。これまでに医療・福祉のスペシャリストを多数輩出されています。独自の教育システム強化のために、臨床検査技師科の学内実習用として「卓上型生化学自動分析装置ビオリス®30i」を導入されています。臨床検査技師科の野崎怜雄先生にお話を伺いました。
ビオリス®30iの導入経緯をお聞かせください。
現在の教育カリキュラムでは病院実習が3年生で行われます。これまでビオリス®30iを導入するまでは自動分析装置に触れる機会がありませんでした。病院実習前の2年生の臨床化学実習において自動分析装置を操作して理解を深めてほしいという考えから導入しました。
ビオリス®30iを使った実習の内容を教えてください。
臨床化学実習I・IIという科目で使用しています。主要な測定項目は、グルコース、TG、ビリルビン、酵素ではLD、CKなどです。臨床検査技師の国家試験ガイドラインに該当する項目から厳選しています。また現場で頻繁に測定される項目であるため、実習を通じて検査方法と検査結果を適切に解釈できるようになることが非常に重要だと考えています。用手法と自動分析装置の操作を同時に行うことで、自動分析装置の中で行われている処理や反応を理解することにも繋がります。
また、再現性やデータのばらつきの検討も行い、学内実習の最後には検討発表会をおこなっております。これまで「トリグリセリド(TG)の日内変動について」「採血時の体位による検査値への影響」「生活リズムによる血糖値変化と生活習慣病リスクについて」など7演題を発表してきました。
また、2018年には第13回日本臨床検査学教育学会学術大会にも参加し、当時の3年生が試薬の共存物質に対する影響の口頭発表をしております。学会発表のため、放課後に集まって抄録や発表スライドの作成をしました。
ビオリス®30iを使用した学生の皆さまの感想を教えてください。
学生の声で最も多いのが、「便利・早い・正確」の3点です。用手法と自動分析装置での測定を同時に行うため、検体の自動処理のスピード、再現性の高さと正確性に、「すごい」と感動の声が頻繁にあがっています。
日常的なメンテナンスはどのようにされていますか。
基本的には実習後の洗浄などは教員で行っていますが、今後は学生にも指導していくつもりです。
ビオリス®30iの使い方で今後検討されていることがあれば教えてください。
HbA1c測定のために自動前処理機能があるので、今後はHbA1cの測定を行ってみたいと考えております。
東京貿易メディシスへのご要望がございましたらお聞かせください。
サービスについては定期的に点検を行ってもらっており大変助かっています。今後ともよろしくお願いいたします。
最後に学校の紹介をお願いします。
西野学園は「探究・創造・貢献」を教育理念として掲げており3つの「心」を兼ね備えた人材養成が西野学園の目標です。学園の強みとしては、①就職に強いこと、②独自の教育システムがあること、③同窓生を含めた学園内外の幅広いネットワークがあることです。特に就職には力を入れており、卒業生の再就職のためにも徹底したサポートを行っています。未来へと突き進む学生の大切な一歩を支え、見守っていく場所であり続けます。
学校法人西野学園 札幌医学技術福祉歯科専門学校
〒064-0805 札幌市中央区南 5条西11丁目 1289-5
https://nishino-g.ac.jp/iga/
当ページは医療従事者の皆様を対象に作成しております。
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